お馴染みの某国立
病院の看護士です。
私の住んでいる隣の県にある国立大付属
病院の産婦人科の研究員たちが、ダイオキシン等の「環境ホルモン」の影響に関する調査を行っているとのこと。
なんでも、現代の男性の「精子」の数が異常に減少しているのだとか。
また、しっぽの部分の無い「精子」や奇形の「精子」も、正常な「精子」の数に対して非常に高い割合で発生しているのだとか。
なんだかんだで、我が
病院にも調査の協力依頼が届いたらしい。
産婦人科と泌尿器科がその依頼を受けたらしい。
サンプルの男性は不特定多数で、主に院内の新卒職員や我県にある国立大医学部の若い男子学生が指名を受けたようである。
産婦人科の検査室を訪ね、検査係を務める友人に頼み込んで、顕微鏡を覗かせてもらった。
友人から、「おまえのも調べてやろうか?」と、言われ、
「面白そうだからやってくれ。」と、一つ返事でその言葉にのった。
精液
採取の方法を聞き、トイレに向かった。
友人は気を利かせて、女性のヌード雑誌を手渡した。
余計なお世話だった。私は、美少年の裸体や性器を頭に思い浮かべて、
採取用紙コップの中に精液をたっぷり放出し、再び検査室に持ち込んだ。
「おまえ、ずいぶん禁欲してたな。精子がウジャウジャいるぜ。大丈夫だ、正常値を十分クリアできてる。いつカミさんもらってもオヤジになれる。そりゃそうと、おまえもそろそろ身固めろよな。」
またまた、余計なお世話である。
私は、自分の「精子」が元気に泳ぐ様子を顕微鏡越しに見せてもらった。
自分の分身が、しっぽを振って元気に泳ぐ姿は、なんともいとおしかった。
「おい、精通したての子どもでも『精子』ってこんなに元気に動くのかい?」
「うん、そりゃあ、正常ならたぶんそうだろう。もちろん最初の頃は、まだ数も少ないだろうし奇形率も高いだろうね。」
「もっともっと若い子のサンプルは必要ないのかい?」
「若い子って?」
「中学生位の。」
「そりゃあ、最も若い世代の『精液』の状態というのも、興味のあるところだけれど。サンプルの入手が困難だろう。」
「あてがあるんだ。」
「えっ。」
「外科病棟に入院している中学生。」
「承諾させられるのか?」
「たぶん。悪いことに使うわけじゃない。説明すればきっと納得してくれるよ。」
「じゃあ、期待しないで待ってるよ。」
早速、病室にいる中学生の少年のもとへ、大学
病院からの依頼文のコピーを持って説得に向かった。
体操ジムの鉄棒運動中に落下し、肩胛骨の亀裂骨折をして入院中の政文君(仮名)14歳・中二である。
個室部屋の彼はただ一人でそこにいる。
父親も母親も小学校の教師をしているので、夕方にならなければ病室にはやって来ない。
「環境ホルモン」のことや「精子異常」の現況を詳しく説明した。
スポーツマンであるだけでなく、両親が教師である息子である彼は大変頭が良い。
依頼文を読み、私の説明を聞くと、その内容と趣旨をおぼろげながら理解してくれた。
「どうしても、中学生の男の子のサンプルが必要なんだ。もちろん君もすでに精通を経験しているよね。」
はなから決めつけるような言い方をされて、うなずく以外になかったのだろう、
「はっ、はい。」
「もう、恥毛も生えてるよね?」
「恥毛って。」
「チン毛のことだ。」
「あっ、チン毛。あっ、はい、少しですけど・・・。」
「精液、自分で出せる?いや、
採取できる?」
「
採取って、あのーっ、難しいですか?」
「簡単だよ、すでに精通さえしていれば。あっ、それと、禁欲しているかい?」
「えっ?」
「入院して今日で5日目だが、その間に一度でも精液出しちゃったことがあったかい?夢精とか?」
「いいえ、一度も。」
「せんずりは?オナニーとも言うなぁ?」
「あぁ・・・。いえ」
少年は、顔を赤らめて下を向いた。
「恥ずかしがることはない。まあ、使いたくても、これじゃあ手は使えないもんな。」
「それじゃぁ、ここで大急ぎでサンプルの
採取しちゃうよ。」
「えっ、今すぐですか。どうするんです?」
「この容器の中に、君の『精液』を取り出すのさ。心配しなくていい私が手伝うから。君は腕が不自由なんだから寝ているだけでいい。さあ、パジャマのズボンとパンツを降ろすよ。」
「人にしてもらうなんて、僕、何だか恥ずかしいです。」
「何を言ってるんだ、この
病院の入院患者で中学生の男の子は君しかいないんだよ。人類のため医学の進歩のため協力してくれよな。さあ思い切って腰を浮かして・・・。」
私は、ためらう少年の腰がやや浮いた瞬間、ズボンとトランクスを一気に膝までずり降ろした。
体操で鍛えた筋肉質の腹と腿。日焼けの無い真っ白な下腹に、バナナのように先をつぐんだままだが、よく成長したペニスがピョコンと飛び出した。
陰毛が1,2㎝程チョボチョボとペニスの上部にへばりついていた。
陰嚢は無毛だが、中の睾丸はよく実入っているようだった。
私は彼の睾丸を手のひらに載せて触診した。
「中学生にしては立派な大きさのタマタマだね。知ってると思うけど『精子』はここで作られるんだ。こうやって触ると、キンタマの善し悪しが判るそうだ。良いキンタマは、プヨプヨ柔らかくて、あまり精子の造れない悪いキンタマは固いんだそうだ。君のは、とっても柔らかい。働き者の良いキンタマだろうな。」
次にペニスを掴んで、そっと包皮をずり下げた。
先端が後退し、ピンク色の亀頭が顔を覗かせた。
「ちゃんと、剥けるんだね。オチンチンの先に皮が余っていたので心配したよ。それじゃあ、一気にサンプル
採取といこうか。君は横になったまま静かにしていればいいからね。」
私は、少年のペニスに刺激を加えてやった。
少年は天井を見つめていた。
徐々に膨らんでくる。もう一方の手で睾丸にも刺激を加えてやる。
睾丸への刺激が伴うと、少年のペニスは一気に固さと長さを増し、先端の皮が引きつれ、ピンク色の亀頭を完全に露出させた。
「出る瞬間にオチンチン先に容器をあてがって、精液を採取しなければならないので、出そうになったら必ず先に教えること。いいねっ。」
少年がうなずくのを確認して、手の動きを速めた。
ペニスを激しく上下させるにつれて陰嚢の中の睾丸がプルプルと弾んでいる。
やがて、少年が目をつむり両脚を突っ張った。
「あーっ、出るっ、出そうです。」
「よしっ。」
上下運動を続けながら、手際よくペニスの先端に容器をあてがい、少年の精液を残らず受け止めた。
”ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ”とリズミカルに扇動運動をくり返し、容器の壁底に勢いよく精液の塊がぶつかった。
「うーん、黄色みがかった濃い精液だよ。プリンプリンとゼリーみたいに固まってる。臭いも強烈だよ。」
病室一杯に「栗の花」の臭いが立ちこめているようだった。
少年のエネルギーの結晶である。
私は、少年のペニスの先端をきれいにティッシュで拭いてやり、トランクスとズボンをはかせてやった。
「検査結果が判ったら報告するからね。協力どうもありがとう。」
私は、少年と握手をして病室を出た。
「おい、ほんとに採ってきたのか。中学生がよく承知したなー。あの年頃の男の子は最も恥ずかしがりやで、難しいはずなんだが。」
検査の結果は良好であった。
多少の奇形・数の少なさは認められたが、14歳という年齢を考えると、十分に正常値をクリアしているということだった。
「見てみろよ、元気に泳いでるぜ。」
「どれっ。」
私が覗いてみると、なるほど何百という「精子」が元気に尾を振って泳いでいた。
私には、一匹の「精子」が三回転宙返りをしたように見えた。
「さすが、体操選手の少年の『精子』だ。とっても動きがいいよ。」
私は、少年に検査の結果は「10点満点だった」と告げた。
少年ははにかみながらも、嬉しそうにニッコリと微笑んだ。
今日、政文少年は10日間の入院生活を終え、退院して行った。
私の手のひらには、あの時のバナナの温もりがいまだに残っている・・・。
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